ポモドーロ・テクニック
集中力の無さをどうにかしようと、色々なhow to本を読み漁っていたのですが、ようやく一番自分に合った方法が見つかりました。
25分集中して5分休むというサイクルを繰り返す、『ポモドーロ・テクニック』という時間管理術です。
ちなみにポモドーロとは、イタリア語で『トマト』のことで、考案者がトマト型のキッチンタイマーを使っていたところから名付けたそうです。
この時間管理術の肝は、『25分はなにがあっても絶対に集中し続けて』、そして時間になったら、『どれだけ仕事が途中でも休憩に入る』ことです。
まずは25分間集中し続けるために、トイレに行っておく、珈琲を入れておく、軽い深呼吸をして眠けを取っておく、スマホや電話が鳴らないようにする等々、集中を妨げるだろう事柄を予め排除しておきます。
そして集中することと同じくらい重要なのが、25分立ったらバッサリと仕事を止めて休憩に入ることです。
こうして中途半端な状態で作業を止めることで、脳に『まだ仕事が終わっていない』という焦りが生まれて、結果的にすんなり次の25分の集中に入れることになります。
作業が乗ってくると時間が過ぎても、ついつい切りのいいところまで進めてしまいがちですが、まったくの逆効果になります。切りのいいところまで作業を完了させてしまうと、脳が『もう仕事は終わったから大丈夫』だと思いこんでしまい、実際は大して作業が進んでないにもかかわらず、怠けモードに入ってしまうのです。
そして、いざ次のサイクルに入ろうとすると、25分以上作業をした影響で疲れが溜まっているのも重なり、なおさらを集中が困難になってしまう悪循環に陥るわけです。
そんなポモドーロ・テクニックは、私の執筆スタイルに非常に合っています。
人間の体内時計に合わせた、『90分集中して20休憩するサイクルを繰り返す、ウルトラディアンリズム』という時間管理術もあるのですが、数日試してみたところ私には絶望的に合いませんでした。
私の執筆は、思考の海へ深く深く潜っていくような書き方をするので、25分以上の集中は無理なものですから……。
ポモドーロ・テクニックを実践してみたいかたは、安いデジタル式のキッチンタイマーを利用するのがお勧めです。
私は下の写真のタニタのタイマーを使ってます。
スマホやパソコンのアプリでもポモドーロ用のタイマーはあるのですが、アプリを操作していると、どうしても気が逸れてしまうのでお勧めできません。